前日は口唇裂の形成術を翌日に控えた娘の様子を書きました。
今回は手術当日と翌日の様子を書きたいと思います。
基本的に付き添いが必要ない病院なのですが、子どもが小さい場合や精神動揺の激しい場合、母子分離が困難な場合は申請書を提出した上での同室は可能です。
娘の場合はまだ私たちと離れた経験がなかったので、母子分離が困難との理由で申請書を提出し、私と妻が交替しながら同室することにしています。
妻はほぼフルタイムで働いていて、私は交代勤務をしているので、私が同室する方が都合をつけやすかったため、私の方が多く同室することになります。
さて、手術当日の様子ですが、病室が暑くて夜中に数回起きた娘でしたが、6時ごろに起床し、塗り絵を始めました。
手術までは絶食中のため
「お腹空いたー!』
なんて言ってました。
手術のスケジュールとしては10時30分に手術室に向かって病室を出発。その際に精神動揺が激しい子もいるため10時ごろに少し眠気を誘発するようなお薬を飲ませるとのこと。
その後は手術室に入って約3時間ほどで手術は終了し、麻酔から醒めた時点で病室に戻ってきますのと説明を事前に受けておりました。
手術当日は仕事を休んでいた妻が9時前に病院に到着しました。
それからしばらくの間、3人で話をしながら過ごしていましたが、看護師さんが術着を持ってきてくれたので、トイレを済ませてから、着替えさせました。
それまではいつもとほとんど様子がかわらなかった娘でしたが、少し緊張しているというか、元気がなくなってきたように感じました。
そして、10時となり看護師さんが持ってきてくれた薬を口に入れた瞬間
『にがいーー!』
と言って泣き出しました。
なだめる為に抱きしめたり、私のスマホでYouTubeを見せたりして、なんとか機嫌を持ち直してくれました。
『じゃあ、時間なので行きましょう。お父さんとお母さんも手術室の入り口まで一緒にどうぞ』
と言ってくれたので、娘を乗せたベッドの横を妻と二人で着いて行きました。
いよいよ、手術室の入り口に到着し、お迎えに来てくれていた先生と看護師さんに娘を託しました。
手術中は特にすることもないので、妻と病院の周りで昼食を食べようと話していたのですが、万が一の緊急時に備えて院内で待機してくださいとのことだったので、院内のコンビニで朝食兼昼食を買って、病棟の家族控え室で食事をしました。
そこで妻と話をして待機していると13時過ぎに執刀医の先生が来てくださり、
『手術は無事に終わりました。もうすぐ手術室から戻っきます。痛々しい姿ですが、綺麗になりますので安心してください。』
と説明をしてくださいました。
私が
『手術室の入り口で私たちと離れてから泣きませんでしたか?』
と聞くと
『大丈夫でした。サンタさんからもらったクリスマスプレゼントの話もしてくれましたし、麻酔のマスクを顔に当てた時も上手に呼吸してくれましたよ。』
とのことで、娘の成長をとても頼もしく感じました。
先生からの説明が終わり、病室で待つように指示を受けたので、妻と二人で病室で娘が戻るのを待ちました。
15分ほどで戻るとのことだったのですが、なかなか戻ってきません。
30分ほど経ったころ、看護師さんが呼びに来てくれ
『エレベーターの前まで迎えに来てあげてください』
とのことだったので、迎えに行きました。
エレベーターが上がってきてドアが開きました。
娘が乗ったベッドが出てきました。
娘は眠っているようで、手術の傷口は縫合の糸やテープなどで痛々しいものでした。
病室のベッドに移され、看護師さんから説明がありました。
麻酔から醒めた時に『ママー』と言って泣いたそうです。
少しパニックのような感じだったので今は少し薬で眠っているとこのでした。
そりゃ、そうだよなぁ。。
マスクを顔に当てられて知らないうちに寝てしまってて、起きたらママもパパもいないし、顔には違和感あるし。。。
泣ない訳ないよなぁ。。
がんばったなぁ。。。
なんて考えてたら、こちらも泣きそうになってきたので、あとは妻に託して、私は残りの二人の子どもが待っている私の実家へ向かうことにしました。
病院から私の実家までは高速道路を使って1時間ちょっと。
私は敢えて一般道路で帰りました。自分自身の気持ちの整理のためです。
なぜ6歳の娘がこんなにしんどい思いをしないといけないのか。
神様は娘にどんな意図があってこんな試練を与えたのか。
なんて一人で車を運転してると涙が止まらない笑
ようやく実家に到着し、両親、祖母、二人の子どもと食事をして、お風呂から出ると妻の携帯からテレビ電話が。
『おにいちゃんにあいたいーーーー』と泣きじゃくる娘からの電話でした。
もう娘の顔なんか見てられませんでした笑
30半ばのおっさん、一日中号泣です笑
それから、子ども二人を連れて布団に潜り込んだので以降の記憶はありません笑
そんなこんなで無事に手術は終わったわけですが、これから色々なことが待ち構えているはずです。
近くにいてやることしかできませんが、しっかり抱きしめてやりたいと思っております。
今回も病室のスマホから書いたので読みづらいところ、あると思いますが最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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