娘が生まれたのが12月25日のクリスマスでした。
それから和泉市にある大阪母子医療センターへの紹介状を書いてもらい、大阪母子医療センターを受診することになったのが約1ヶ月後の1月中旬でした。
大阪母子医療センターへは自宅から車で約1時間30分ほどのところです。
娘が生まれてから約1ヶ月間、色々なことを考え、口唇口蓋裂について色々調べました。
・言葉の発音がうまくできず、成長の過程で言葉のリハビリが必要になるかもしれない
・ホッツ床という装具を口腔内に装着する必要があるかもしれない
・ホッツ床を装着すると、外れた場合に誤飲による窒息の恐れがあること
・歯の矯正が必要になるかもしれない
など。。。。
手術の傷跡は綺麗に治るか、言葉はちゃんと話せるようになるのか、大きくなってイジメられたら。。。なんてことも考えましたねぇ。。。
そんな不安な気持ちで、この大阪母子医療センターを訪れました。
受付で初診であること、診察までの流れなど、何もわからないことなどを伝えると受付の方が丁寧に説明してくれました。
受付を済ませ、口腔外科の前で診察の順番を待っていました。
口腔外科の診察とだけあって、口蓋口唇裂の患者さんがたくさんいました。
うちの娘と同じように生まれたばかりの赤ちゃんや、小学生ぐらいの子どもさんから年代は様々の患者さんがいました。
数年後、娘はこんな感じになるのかなぁ?とか、もう何度か形成術を受けているんだろうなぁとか考えながらいろんな患者さんを観察していました。
で、いよいよ順番が来ました。
緊張して診察室のドアを開けました。
そこには西尾先生が椅子に座っていました。
「こちらにおかけください。」
「お世話になります。よろしくお願いします。」
と挨拶をしたあと、先生は紹介状を見ながら、
「口唇裂ですね?では、診察していきますね」
と先生はうちの娘と私たち夫婦に、とても優しく声をかけながら診察をしてくださいました。
「今、娘さんの口の中を診せてもらいました。口唇口蓋裂というのは”口唇”、いわゆる唇と”口蓋”いわゆる上顎に裂がある場合を指します。○○ちゃん(私たちの娘)は唇に裂がありますが、口蓋には裂がありません。しかし、上側の歯茎がくっついていない状態です。」
「診断名は”左側口唇顎裂”ということになります。」
先生は専門用語を使うことなく、知識のない私たちにとても丁寧に説明してくださいました。
そして今後の治療方針として
・生後3ヶ月頃に唇と歯茎の形成術をする
・成長に伴い、鼻や唇の形成術が複数回必要であること
・歯茎に裂が見られたということはそこには骨が欠損しており、永久歯が1本生えてこないため、歯茎に骨の移植手術が必要であること
おおまかにこの三点を図を書きながら説明してくださいました。
また、うちの娘の場合は口蓋裂がないためホッツ床は必要ないとのことでした。
また、最後に先生から
「大丈夫です。安心してください。私たちに任せてください。必ず綺麗に治します。」
との声をかけていただきました。
この一言にかなり安心させていただき、診察室で涙が流れてしまいました。
「よろしくお願いします。」
その後、手術の日程もこの日のうちに決めて予約をしてくれました。
また、次回、手術にあたり詳しい検査をするとのことで、この日は帰路につきました。
本当にこの病院にして、また西尾先生に受けていただきよかったと心から思いました。
手術のことも書いていこうと思いますので、これからもよろしくお願いします。
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