今回は娘が生まれてから3ヶ月後に行われる予定の口唇顎裂の形成術の準備について書こうと思います。
初めて大阪母子医療センターを受診したのが娘が生まれて1ヶ月頃でした。
初めての受診時に手術の日程が決定しました。
初めての診察から手術までには1~2回の診察、手術前の検査があったと思います。
生まれた頃の心配とは裏腹にミルクもたくさん飲んでくれ体重はかなり増え、手術にも十分対応できるぐらいの身体になっていました。
手術前の診察時に準備物の指示を病院から受けました。
着替えとかほ乳瓶、おむつなどはもちろん
一つ特別な準備物がありました。
それが
これでした。
これ、どういう風に使うかわかりますか??
私たちもよくわかりませんでした。
これはペットボトルを切って、手ぬぐいでまわりを覆っているんです。それを2つ作ってゴムでつないでます。
看護師さんからサンプルを見せられ
「これと同じようなものを作ってきてください。これは手術後、子どもさんの両腕に付けるためのものです。」
子どもの腕につけるのはわかりました。
「でも、なんで??」
そう、なぜ腕にそのような物を付ける必要があるのかわかりませんでした。
「手術後、子どもは無意識に手術の箇所を触ってしまう可能性があります。」
そうすると、
・手術箇所の縫合の糸を引っ張ってしまう
・テープを剥がしてしまう
・傷口をさわることで傷口の治りがおそくなる。
・傷口が綺麗に治らず、跡が残ってしまう
のだそうです。それで、これを腕に付けて、腕が曲がらないようにして子どもが自分自身で傷口をさわることを防ぐためなんだそうです。
わかります。すべては子どものためであることはわかるんです。でも、生まれて3ヶ月の赤ちゃんの身体的自由を奪うことには、親の私たちもすごく辛かったです。
そのうような説明を看護師さんから受け、手術前の検査結果においても問題なく手術を受けることができるとの説明も受けました。
家に帰り、さっそく妻が作成を始めました。
「大きさこれぐらいかなぁ。。。」
とか
「手ぬぐいはこれぐらいの厚さのものなら長時間付けていても腕が痛くならないかなぁ」
とか、色々と試行錯誤しながら作っていました。
作り方は500mlのペットボトルを子どもの腕の長さに合わせてカットします。
この写真のようにカットした部分にビールテープやテーピングを巻いてあげると腕に接触した際の痛みは軽減してあげれると思います。
あとは写真のように手ぬぐいを巻き付け、穴を開けます。穴を開けたところにゴムを通して2つ繋げると完成です。
これらを複数個作ってあげると汚れた時などに対応しやすいと思います。
うちの場合は2つ作りました。
これであとは手術の日を迎えるだけです。
不安でいっぱいですが、少しでも綺麗に治るように心も準備していきたいですね。
手術当日の様子は次回書きたいと思います。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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